雨の日は亀井ブシ その2(大川興業)
下記は一部で有名な大川興業の会見。
テレビよりおもしろい。
■亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要(雑誌・フリー等の記者)
平成22年4月9日(金)13:41~14:16
http://www.fsa.go.jp/common/conference/minister/2010a/20100409-2.html
問)
大川興業の大川と申します。
答)
(前に)テレビか何か(一緒に)出たことありますよね。私の悪口を言っていましたけれども、良かったですよ。
問)
私は一言も言っていないです(笑)。勘違いされていると思います。
(私は)イラクに行ってから、イスラム社会と大変仲良くさせていただいていて、そちらにも記事を送ったり、今、アメリカでも連載をしているのですけれども。私は、やはり(ゆうちょ銀行の預入)限度額を上げるのであれば、(ゆうちょ銀行は)世界最大の金融機関ですから、国債を買うというだけではなく、今後、どこに融資していくのかとか、やはりグラミン銀行であったり、ブラック(BRAC)であったりとか、日本がなかなかODA(政府開発援助)でできないところに融資していただいて、日本の金融機関が地域の農村、本当に遠いところの農村を育てると。それと同時に、やはり、私は、「置き薬」のシステムは凄く素晴らしいと思っています。今でも日本の離島の離島まで行っています。過疎の医療を凄い応援しています。なので、このシステムはモンゴルでも採用されています。お金も97%戻るということが発覚しました。ですので、イスラム社会の部族社会でも「置き薬」であり、この金融決済のシステム、(つまり)郵便局ですね、これは、世界に通用するのではないかなと。そういう大きな国家戦略を持った上で(ゆうちょ銀行の預入)限度額を2,000万(円)に上げましょうと。日本の金融機関、地域の金融機関も助けましょうと。なおかつ、世界の貧しい国の人たちを助けるということを、大臣自らお考えなのでしょうか。私は、まだ国債を買っているイメージが凄い強いので。
答)
さすが大川興業ですね(笑)。私を客員メンバーにして下さいよ(笑)。そのとおりなのです。よく、今日も(衆・財務金融)委員会で何か(質問が)ありましたね。「何か、ゆうちょ(銀行)が国債の受皿になっているのがけしからん」という…。あなたは分かっていると思いますが、逆なのですよ。これは、ゆうちょ(銀行)があるから国債を発行しているわけではないのですよ。本来、国債なんかは出さないのが一番良いわけですよ。
問)
本当にそう思います。
答)
そうでしょう。税収が上がらないから国債を発行しているのでしょう。それ(国債)を買う人がいなかったら大変なことになるわけです。例えば、三菱東京(UFJ銀行)とか三井住友(銀行)とか、そういうところがホイホイ全部買えば良いですけれども、それが売れず、ちゃんと消化できない場合には金利が上がってしまうのですよね。そういう面では、今、130、140兆(円)買っていますけれども、国民の方がゆうちょ(銀行)に貯金したお金が安定的に、国として必要な…。仕方なしに出しているわけですから。その国債を引き受けて(くれて)いるということは大変ありがたいことなのですよ。もし引き受けるところがなかったら大変な話になってしまいます。
アメリカなんかそうでしょう。日本が200兆(円)買っているでしょう。中国が100兆(円)ぐらい買っているでしょう。だから、日本の場合は、国にお金がなくて困っているときに、借銭の引受けを大口でゆうちょ(銀行)が引き受けているということで、「借銭を引き受けているのがけしからん」というのは本末転倒なのですよね。だから、本当は国債を発行しないのが一番良いと。だけどそれは、経済、税収が上がらなければしょうがないのですよね。今、大体、(ゆうちょは)国債を(ゆうちょ資産の)8割ぐらい買っていますよ。だから、そういう状況ではなくて、まず、国債をあまり発行しなくてもいいような日本にしていくことが大事ですけれども、今度、ゆうちょ(銀行)の預金量が増えるかどうかは分からないですけれども、あなたがご主張の、その中の地域社会、いろいろなところまで、そういうところにお金を回していく、あるいは、今度は世界だって良いと思うのですよ。やはり、世界的に、国がODAなんかでいろいろ援助したりしているでしょう。だから、おっしゃるように、そういうものとはまた別にお金が流れていくというようなことも考えて。ただ、今、齋藤社長と言っているのは、運用するノウハウがないわけですよ。そんなノウハウというのをすぐに身につけるわけにいかないでしょう。(だから)といって、三菱東京(UFJ銀行)や三井住友(銀行)から(人材を)引き抜いて、というわけにもいかないでしょう。だから、これをどうやってそういう力をつけて…。
問)
だからこそ、世界最大のNGO(非政府組織)のブラック銀行のマイクロクレジットのノウハウと合体しつつ、世界に貢献していくということを早くからやられたほうが…。
答)
だから、おっしゃるように、世界の知恵も借りたいわけですよ。いろいろな意味で借りて。狭い考えで、島国根性でやることはないのです。そういう貯金された大事なお金を、そうやって地域のため、日本のため、世界のためにも、国債だけではなくてね。また、そういう知恵をくださいよ。こういったものは、学者の専門ではないのですよ。
問)
どういうふうにお金が使われているのかというのは、現場に行かれないと分からないと思うのです。
答)
これは、財務省や金融庁の役人や郵政の連中が、机の上で考えて良い考えが出るという保証はないのです。あなたのように幅広い活躍している人が体で感じていることで、「こうやったら良いのではないか」、「ああやったら良いのではないか」と。それはぜひお願いします。今度、齋藤(日本郵政社長)に言っておきますから。(秘書官に)ちょっと、齋藤に電話してくれ。
問)
えっ、今、電話ですか。
答)
いや、私が紹介しておきますから。役人とかマスコミとか、何にも知らない奴がワーワーやっていることだけに耳を傾けて、影響を受けてやったら良いことになりません。
(電話にて、中断)
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