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アフタースリフェスぴーぽー

あれから1か月半、あのスリランカフェスティバルが青山1丁目に帰ってきた。
スパイスチェリーさん企画「アフタースリフェス ビシバシ食事会」が、タップロボーンで開催されたのだ。
カレー初心者さん向けの食事会は毎回飛躍的なバージョンアップを遂げ、今回、ついに天の頂きを間近に仰ぎ見る場所にまで導かれた。
そう、なんとカレーマニア神クラスタからの大量出陣。
人は神と出会い、神々の言葉はここに永遠に刻まれる!

・・・とはいえ、まずは食事ね。

前菜(これが!?)
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スリランカ式ワダ「ウルドゥー ワデ」はモルジブフィッシュ(スリランカ版カツオ節)入り。かなーりホット(辛い)。
ウルドゥーは陣営という意味らしいが、スリランカの地方料理という意味なのか。

写真上部は「ムング ゲッタ キリ パット」。ムング豆の入ったキリパット(ココナツミルクで炊いたご飯)。これに緑とオレンジの「ルヌミリス」を適宜混ぜる。ルヌミリスは容赦なくベリーホット。

これらの辛さはストレートに辛い。
タラコ唇化しそうに辛い。
しかし、そこに見えてくる旨味があった。
「ミックス ゴトゥコラ サンボル」にはパイナップルが隠れていて、その甘みがこの一皿をさらに絶妙に味わわせる。

2皿目。
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「イエローライス」はカラピンチャ(カレーリーフ)、ランペ(ドライのパンタンリーフ)入り。
葉っぱ達がなんて深い味わいを醸し出しているのだろう、クミンシードがアクセントで豊かな味のライス。
ひとくちで虜。
これに「コラマルーン」(キャベツのココナツ炒め)を混ぜると、鮮やかなテイストの変化が。

写真右。イカのカレー「ダロカリー」。
今回一番好きな味だった。
確かにカレーではある、
しかし、どこか日本の漁村でひっそり食されているイカ料理だと言って出されてもそうかなと思わせる、趣があるのだ。
なにかを秘めたような深い深い豊かな味わい。

チキンカレー「ククルマスウエンシュナ」。スパイシーだけど葉っぱ達が静かな刺激を醸し出す。
「カボチャカレー」はたぶんお店のメニューに載っているのと同じか。安定した味わい。
サンボルはトマトの特製の1品。グリーンチリけっこう大量。美しくまとまった味。

そして。
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本日のメインとなっている、コトロティ&モツカレーのスリフェスバージョンだ
(容器がフェスティバルっぽいということね! 写真はすでにモツを半分食べてしまった状態です、ごめんなさい)。
コトロティはお店の定番の味の風格を感じさせる。
本日は人数が多いため、調理の際のあの“サウンド”も豪快に軽快だった。
思わず上がる拍手の嵐・・・(笑)。
モツカレーは店主カピラさんのおうちの味なのだそう。
これは美味しい。シナモンがモツをこんなに洗練するなんて、素晴らしいと思った。
さすがにここまで来ると完食は困難をきわめ、半分程度お持ち帰りにする参加者多し。

最後の一皿、デザート。
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果物(リンゴ・パイン・バナナ)と「サゴ プディング」(タピオカぷりん)。
写真はないけどあの美味しいセイロンティーももちろんいただく。

今回は前回よりも落ち着いて味わえるようになった。
手食はしなかったけれど、感覚器が大きく開かれた感があった。
そのぶん、美味しさも強く感じられた。

*****

これらの皿とともに供されるのが、そう恒例、参加者の自己紹介。
今回も全員が全員、興味深い面々だった。
チェリーさんが作ってくれる、この自由で刺激的な場で、回を追うごとにキャラクターが立ってくる面々。
特に今回はカレーマニア級の参加者を多数迎えることができて、そのオーラを浴びるだけでも我々には啓示となった。

■ 名古屋から駆け付けたGさん(女性)は、カピラさんからさらに深い話を絶妙に引き出してくれた。「店」としてスリランカ料理を供することの意味をカピラさんから聞くことができたのは、得難いことだった。

■ 長野からのKさんは、スリランカの地方で暮らした経験から人々の雰囲気を教えてくれた。
誰もが知ることができるというわけではない、ライブなスリランカの文化全般の魅力、そこからカレーに対しても情熱を注がざるをえないことが伺い知れた。

■ やはり名古屋から毎週東京のイベントに参加されているUさんは、カレーにはまったのは地元店との出会いだったと教えてくれた。
出会いを出会いとしてつかみとる力、それを継続させる熱意、これがマニアをマニアたらしめているのだと垣間見ることができた。
今回、Uさんはお店の“中の人”と化して、嬉々として注文を受け、皿を運んでくれた。
チェリーさんが絶賛するUさん、本当に底知れぬ方だと思った。

■ ワールドワイドなカレーマニアのRさん、質問をすると怒涛のように未知の言葉がこぼれて、それをひとつづつ解るように教えてくれた。
カレーとの出会いは10代後半で、ただRさんはカレーにとどまらないマニアな方のようで驚異的だった。

・・・・・・・

何人の方とお話したのか、ほんとうに興味深くて、ずっと話続けていたいと思った。
今回もチェリーさん、タプロボーンのみなさん、そして参加のみなさん全員に感謝したい。
そして次回またお会いできることを楽しみに。

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