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2016年9月

泉屋博古館 「明治有田 超絶の美―万国博覧会の時代」

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内覧会に参加してきました。

 

いわゆる有田焼にはあまり関心はなかったのですが、万博を冠しているこの展示ではきっとハイエンドの有田を見ることができるのかもしれないとの期待を持って参加しました。   
そして・・・、よかったです、あれらを見ることができてよかったなあとしみじみ感じています。

 

当日は、泉屋博古館のコーディネーターの森谷美保さんや展示作品のいくつかを所蔵している九州陶磁文化館の鈴田由紀夫さんの話が聴けたのですが、その熱い語り口にまず心揺さぶられてしまいました。

 

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とくに鈴田さんがおっしゃっていた、獅子の持っている玉の部分がコロコロ動くというおはなし。   
参加者からは思わず「ほお」と声が上がりました。   
もちろん作品に触れることはできないので、鈴田さんの口調から想像するしかないのですが、参加者は心の中でこの小さな玉に触れ、自分の指で玉を回したような気持ちになっていました。

 

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機能としては全く求められていないこの様な部分に注力するマインド。
それはあまりに精緻に描かれた絵や完璧な造形から強烈に伝わってきます。

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写真では判りにくいのですが、手前の花瓶(染付蒔絵富士山御所車文大花瓶)は185センチほどもあります。
染付の富士山や山水の上に盛り上がっている御所車は蒔絵で描かれており、焼物としても異彩を放っています。
技術の高さがこの大きさを可能にしているのだということは、壺の前に立つと理解することができます。

   

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本展ではたまたま見つかったデザイン画も展示されています。
ひとつひとつの作品のクオリティはもちろんですが、展示の丁寧さを感じることができる点で極めて日本的な清潔な企画だと思いました。

会期は12月4日まで。
トークイベント等が興味深いです。
      
★ゲスト・トーク
10月22日、11月19日(土)15:00~16:00
「香蘭社に秘蔵された図案」森谷美保氏(美術史家・本展コーディネーター)
11月12日(土)15:00~16:00
「宮中晩餐会の食器と精磁会社」長佐古美奈子氏(学習院大学史料館学芸員) 
    
◆ギャラリ―トーク
9月30日(金)、10月14日(金)、11月4日(金)
15:00~16:00 ナビゲーター:森下愛子氏(学芸員)

◆ロビー・コンサート
10月2日(日)15:00~16:00  
演奏者:藤井黎元氏(津軽三味線奏者)

◆研究会 「現在に伝わる明治の超絶技巧(仮)」 
 (東京文化財研究所HPからの事前申し込み必要)
日時:平成28年10月17日(月)10:00~17:45(終了予定)
会場:東京文化財研究所地下1階セミナー室

(本ブログの写真の撮影と掲載は、主催者の許可を戴いたものです)

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自由な反逆のすゝめ

過日、誕生日だから何か本を買ってあげるといわれて、特になあと思いながらも本屋のカウンター前にあった本書を購入した。

私にとっては僥倖だった。

ポートレイトとごく短い言葉。
売るためではなく伝えるために作られたこの媒体のコンテンツには、私の内面に鋭く突き刺さってくるものがあった。

「自由」な「反逆」の「すゝめ」。
勧められるままにと思うのであった。

そう、この誕生日は畳みかけるように素敵な体験が続いた。
意外な人からスペシャルなプレゼントをもらったり。
最近、プレゼントをもらうことが多いのね、
以前はブツに化体させるというのがどうも苦手だったのだけれど、やっとそういうメンタルな煩わしさを吹っ切れたというところ。

いま、ずっと行きたかった場所への短期ステイのための準備をしています。
さまざまな煩わしさがとても面白い。
最初はエイジェントにお願いしてしまうつもりだったのが、ふと、自分でやることになって、これで旅行がうまくいけば、結果的に大正解ということになるね。

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