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2018年2月

The bank job

1971年9月、ロンドン・ベーカー街の銀行から800万ポンド相当が盗まれた事件を描いた映画。

日本の3億円事件(1968年12月)と殺傷のない点でも似ていて、犯人側に感情移入できる事件なのだが、では、この映画に描かれているのがどこまでが事実なのか、はたまたほとんど都市伝説なのかがよくわからない。
銀行の隣の隣の店舗から、地下にトンネルを掘って貸金庫の現金等を奪った犯人は、映画では超法規的に海外に逃げおおせる、という痛快な結末になっているけれど、事実としては主犯格5人のうち1人は捕まって250万ポンドは取り戻されたらしい(補助的役割の2人も捕まっている)。
オハナシとして魅力的なのは、貸金庫には政治家や王室の秘密の写真が隠されていて、それらをめぐる政府から犯人へのコンタクトがあったという部分だけれど、これが100%都市伝説とも言い切れないらしい。
この映画の脚本家は秘密のニュースソースから情報を得ていてMI5が絡んでいると信じていると言っていて、それは宣伝のためなのか真実なのか私にはわからない。そしてさらに、本事件の主犯格の一人がその後、別の犯罪で捕まったのに存外に軽い刑で、何か裏があるのではないかというのがたしかに払拭できない。
とにかくこんな事実と空想を融合させたリアルに面白い映画はなかなかない。
テンポがとても良くて、70年代ファッションはかっこいいし、非常によくできた映画。
クレジットされていないけれど、ミック・ジャガーが出演していて、これもなかなか効果的で楽しい。

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