ビルナイ「生きる」
イギリス版の新しい「生きる」をやっと見た。
Amazonで500円。
ストーリー的には黒澤版と同じだけど、細部はイギリス版なのでいろいろ違う。
恋せよ乙女、の歌(ゴンドラの唄)はスコットランド民謡になっていたが、主人公が雪の降りしきる中でブランコを漕ぎながら幸せそうに歌う、というのは同じ。そういうイギリスアレンジ。
黒澤映画の最も素晴らしいところが理解できないまま、生きるって素晴らしいね、みたいな小賢しいスイートな話になっている。
同じ時代、イギリスは戦争に勝っていい気になっていた、ということなのか、ビルナイはたしかにぞっとする死人を演じていた(職場の人にゾンビというあだ名をつけられてる。黒澤版ではミイラ)。これはイギリス流の皮肉の効きすぎな映画なのか。解釈の仕方がわからない。
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